安全保障関連法案と安倍首相との関係をわかりやすくお伝えします

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安全保障関連法案

2015年7月15日、衆議院の特別委員会「安全保障関連法案」が与党単独採決で可決しました。
以前の記事で、安保関連法案と徴兵制について書きましたが、国民の不安は増すばかりです。
これから日本どこへ向かっていくんでしょうか。


永田町の論理

今日(16日)にも衆議院を通過する予定です。
与党は、40年間で最大級に審議時間(116時間)を費やしてきたと主張しており、
審議はつくされたとも言っています。

でも、自分たち国民は必要性を理解できているでしょうか?
それにそもそも、時間の問題でしょうか?
完全に永田町の論理です。

今現在、多数の庶民が反対運動をしているこの法案について、安倍首相は「国民に丁寧に説明していく」と
していますが、いまのところ伝わってこないですね。

国民のほとんどが法案を理解できていないためか、あるいは理解できるがためによるものなのかは分かりませんが、
全国で、安保法案反対デモが激化しています。

国会議事堂前には、6万人を超える人々がデモに集まってきたようです。
東京だけでなく、大阪、名古屋と都市部を中心にデモ運動は全国で行われています。

 

60年安保闘争

まったく同じような内容の大規模なデモが過去に行われていました。
「60年安保」です。

これは、1960年(昭和35年)自由民主党の岸信介内閣によって、大統領ドワイト・D・アイゼンハワーと会談し、新安保条約の調印がなされました。

この条約の内容は、

1.内乱に関する条項の削除

2.日米共同防衛の明文化(日本を米軍が守る代わりに、在日米軍への攻撃に対しても自衛隊と在日米軍が共同で防衛行動を行う)

3.在日米軍の配置・装備に対する両国政府の事前協議制度の設置

終戦後に締結していた、それまでの「安保条約」は基地をアメリカに提供することまでの内容だったんですが、新条約はアメリカと共同防衛することが含まれていたんです。

これにより、当時の日本社会党を中心とした野党の反発があり、国会は紛糾したんですが、結局は強行採決されたんです。
今回と同じような話ですね。

これまた今回と同様に、市民の抗議デモが激しくなり、国会議事堂の周りをデモ隊が連日取り囲む事態となりました。

ここで、対応に困った岸信介首相は、なんと、右翼団体に力を借り、事態の収拾を図ります。
今じゃ考えられないことですね。(裏ではどうつながっているか分からないですが)

しかし、警察と右翼団体だけでは解決できないと判断した岸首相は、更に暴力団の力を借りるべく複数の団体に協力を要請します。
もう、むちゃくちゃな時代ですね。

暴力団&右翼団体はデモ隊を襲撃して、多くの負傷者がでたそうです。
また、国会議事堂前で、機動隊とデモ隊が衝突し、東大生がお亡くなりになる悲しい出来事がありました。

結局、法案は成立となったんですが、岸信介首相は混乱を招いた責任を取る形で辞任に追い込まれてました。

この岸信介首相こそ、現在の総理大臣 安倍晋三の祖父なんです。

 

岸首相と安倍首相の念願

戦後、吉田茂首相により最初の安保条約が締結されました。
これは、安全保障の観点からすると、基地は貸すがアメリカが日本を守るという内容は含まれていなかったんです。

この隷属的な条約を岸信介首相は、なんとか平等なものに改訂したかったんです。
しかし、今回の集団的自衛権を行使できる内容とまではいきませんでした。

その思いを引き継いでいるのが、孫である安倍晋三首相というわけです。

まさに、集団的自衛権の行使ができる法案の成立こそが、一族の念願ということではないでしょうか。

 

まとめ

安倍首相が、幼いころから身近で見て感じてきた、祖父である岸首相の政治姿勢が、
知らないうちに身についているのは、親族ですから当然といえば当然です。

でも、その政治に国民はこれだけ反対の声を上げ、
また、日本人が戦争に巻き込まれることを心配しています。

中国などの脅威から日本を守るために改正は必要だという意見もうなづける部分がたくさんあります。

一般国民には本当はどっちが正しいのかを判断することは非常に難しいでしょう。

だからこそ安倍首相には、その政治姿勢が本当に正しいことなのか、自分たちが意図を説明するだけにとどまらず
国民の声をしっかりと聞いて、判断してもらいたいものです。

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