時代遅れの奨学金制度は大至急改善するべきだ

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新年早々の中日新聞に、
「新貧乏物語」として、
苦学生の実話が掲載されていました。

新年がスタートするにあたり、
仕事や個人的な目標など、
前向きな気持ちでいたんですが、
世の中にはそういった前向きな気持ちではいられない、
苦労をしている若い方々がたくさんいることを認識させられました。


時代遅れの奨学金制度は大至急改善するべきだ

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奨学金で大学進学

中日新聞に、
2014年末に名古屋の都心で、
裕福でない子供たちを支援する団体と街頭に立つ、
大学生の記事が載っていました。

彼は、幼い頃に父親を亡くしたため、
母子家庭で育ったとのこと。
母親も病気を患ってしまい、
生活も苦しかったため、
高校卒業後は、
就職を考えてたようです。

しかし、母親がなんとか大学進学して欲しいという思いが強く、
また、就職後の給与も考慮し、思い切って奨学金を借り、
進学されました。

生活は苦しく、
アルバイトで稼いだお金も、
半分は母親に渡しているとのこと。

彼は、大学卒業時に、
約1044万円もの借金ができてしまうそうです。

奨学金返済の苦労

自分はありがたいことに、
若い頃は両親が健康でしたので、
親に学費を出してもらったいました。

奨学金というのは、
あることは知っていましたが、
自分には関係ないと思っていましたので、
返済しなければならない(あたりまえですが)、
また、返済の大変さを考えたことがありませんでした。

奨学金は、
「日本学生支援機構」から借りることが一般的のようです。

種類としては2種類あるようです。

一つは無利息タイプ。
これは、一部の学業優秀な方のみです。

もう一つは、利息付きタイプ
年利3%を上限とする利息です。

利息って、
銀行と同じなんですね・・・

冒頭の彼は、
1044万円を、毎月4万円で20年間返済する予定のようです。

これはかなり大変なことだと思います。

就職してから20年というと、
返済後は43才くらいかと思います。

その間に、結婚して、子供もでき、
家庭を築いていかなければなりません。

これらにかかる費用プラス、
奨学金の返済はかなりの苦労のことでしょう。

奨学金制度は古くないか?

昔は良かったかもしれません。

以前は“年功序列”“終身雇用”といった、
日本ならではの、ひとつの”セーフティーネット”的なものがありました。

一旦、正社員として就職すれば、
会社が育ててくれ、
給料も徐々に上がっていき、
雇用も定年までというのが、当たり前だったわけです。

残念ながら今は、
すべてありません

会社は社員を育てません。(一部の優良企業は別ですが)
給料も実力次第です。
正社員になることも難しいかもしれません。
ましては、定年までひとつの会社で働くことは、
想像もできない世の中になってしまいました。

そんな社会状況の中で、
これからの日本を担っていく若い学生世代に、
利息を付けてお金を貸すなんて、
時代遅れじゃないでしょうか?

まとめ

優秀なのに進学できず、力を発揮できない人はたくさんおられるでしょう。

今の世の中の現実と、
奨学金制度との乖離がかなり大きいと感じているのは自分だけでしょうか。

こんな一昔前の、奨学金制度によって、
彼らの向上心を潰してしまうような制度は、
早急に見直してもらいたいものです。

 

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コメント

  1. 元苦学生 より:

    初めまして。
    同じ記事読みましたが、元苦学生だった立場として言わせてください。
    私は母子家庭で育ちました。もちろんお金はありません。その為、大学進学についてすごく悩みました。
    大学へ行くにはすごくお金がかかる。でも、ただ大学へ行くだけでは今の時代ロクな就職先はない。
    私のレベルで最大限将来稼げる職業は何か、安定な職業は何か、その職業につくにはどうしたらいいか。
    高校2年生くらいの時からそれを考え、いろいろな職業について調べていました。
    結果、国家資格をとる為に大学へ行くことを決めました。
    私立大学へ行くお金などどこにもありせんでした。一番レベルの低い公立大学を調べ、必死に勉強しました。
    現在は国家資格をとり働いています。そして奨学金を返済しています。
    長々と申し訳ありませんが、私は大学進学のためにこれだけ悩みました。公立大学へ行けなかったら就職するつもりでした。
    正直、記事の学生は甘いと感じます。中高生の時に自分の進学について考える時間はたくさんあったはずですし、自分の家庭環境、自分のレベル、全て分かっていたはずです。
    大学進学時に将来どの程度の返済が待っているか、その苦労に見合うだけの大学なのか、考えたのでしょうか?
    確かに日本の大学、特に国公立大学の学費は下げるべきであると思いますし、奨学金制度も厚くするべきだとは思います。
    しかし、貧乏だとわかった上で私立大学へ行った彼。正直とても将来役に立つ大学、学部だとも言い難い進学先。
    それなのに社会が悪いと言う彼に私は正直怒りを覚えます。
    工業高校へ行き、就職し、大学卒業した方よりも良いお給料を貰っている方もいます。
    もっと先を見据えて考えるべきだったのだと思います。

    1. mabo より:

      元苦学生 様
      私のつたないブログへ訪問いただき、
      ありがとうございます。
      また、コメントもいただきまして、
      ありがとうございます。
      重ねてお礼申し上げます。

      元苦学生さんは、私には想像できないような、
      大変な努力を積み重ね進学されたんですね。
      また、現在も奨学金を返済されておられる。
      実感としてのご意見を、
      非常に身にしみる思いで読ませていただきました。

      社会や制度が一方的に悪いような記事を書いた自分が、
      少し恥ずかしいです。
      ただ、元苦学生さんのような、
      厳しい環境の中でがんばる、向上心のある若い世代が救われる制度でないとと思っています。

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